ニコ日記

簡潔に 書いたつもりが 長々と

タイには以前から良いイメージを持ってました

■NIKKEI NET「タイは無償資金を辞退、外相が独・タイ外相と会談」


昨年末に発生したインド洋の大津波はまさに未曾有の大災害となり、島嶼部などでは未だに被害の全容が把握できていない状況のようです。
この事態に対し、国連や先進各国は比較的早期から様々な支援の手を差し伸べていましたが、今回、日本がタイ政府に対して供与を表明していた20億円の無償資金協力をタイ政府が辞退したというのです。
その理由は、「より被害の大きい被災国に回してほしい」とのこと。
うーん、国家レベルの話とはいえ、20億円をタダでやるという申し出に対してなかなか言える言葉ではありません。
タイはここのところ経済援助からの自立を進めているらしく、借款の返済も前倒ししているとか。今回の資金協力辞退もこのような方針に沿ったもののようです。
まったく素晴らしい心意気ですね。どこかの国にも是非見習ってほしいものです。


しかし、今回の津波のように多国間に被害が発生した場合、支援国や国連、赤十字、その他の民間団体などからの義援金や援助物資はどのような基準で分配されるんでしょうかね。
規模が大きいだけに公平さに問題が生じると、その格差も相当大きくなってしまうでしょうし、国家別の分配はもとより、各被災国内における分配にも困難がつきまとう気がします。
日本でも災害が起こるたびに似たようなことが報道されますしね。
うーん、実はこれってかなり難しい問題なような。国際問題とかに発展しなければいいのですが。