ニコ日記

簡潔に 書いたつもりが 長々と

Priusの春

■impress PC watch「日立、デスクトップPC「Prius L」シリーズ」


年が明けるといろいろな業界で次々に新作・新商品が発表されるような気がしますが、パソコンも1年で最も出荷が見込まれる就職・入学シーズンを睨んで、この時期に春モデルが発表されます。
今回発表されたのは日立の家庭向けPCブランド「Prius」の新モデル。
かつて1年ほど某量販店にてPriusを売っていた私としては、バイトを辞めた今でもやっぱり何となくPriusの動向が気になってしまいます。


Priusというと、世間の認知度は圧倒的にトヨタハイブリッドカープリウス」の方が高く、パソコンのPriusといっても大抵が何それ?といった感じです。
そもそも日立がパソコンをつくっていることすら知らない人が多く、競争が激しい家庭用パソコンでは長いこと苦戦を強いられています。
そんな状況で、パソコンは利益率が低いせいか、日立もあまりPriusに力を入れていない印象があります。
公式Webサイトも店舗用カタログも情報量が少なくテキトーな作りで、テレビCMも一応制作されているのですが、本当にごくたまにしか放送されてません・・・


そんなPriusもパソコンとしてはそんなに悪くなく、特に液晶ディスプレイの美しさに関しては昔から定評があります。
個人的には、プリインストールソフトがごちゃごちゃしていなく、ヘルプ機能もシンプルで使いやすくて全体的に質実剛健な印象をもってました。


しかし、今回の春モデルを見るとそのイメージとはちょっと違ったものになっている様子。
まず、4代ほど変化の無かったデザインが一新されました。いつも思うのですが、Priusはデザインに関しては結構適当で、モデルチェンジしても平気で前と同じデザインだったりします。なので、Priusのデザインが変わると妙にドキドキしますね。
次に、新機能「いいとこ観(み)」の追加が目を引きます。
これは、録画したTV番組のハイライト場面だけを抽出して観られるという画期的な機能。
サッカーならゴールシーンだけ抜き出して観られるそうです。
でも、所詮映像や音声の変化量だけ計算して抽出するみたいなので、実際使い物になるのはスポーツ番組くらいでしょうか。使ってみないと何とも言えませんが、あんまり期待できるようなものではなさそうです。
そして、ついにPriusにも一体型モデルが登場しました。2年くらい前にソニーVAIO Wを出して、一時期一体型PCがバカ売れする時期がありましたが、ついにここにきて日立も一体型Priusを出してきました。ほんと、今更という感じですが・・・


他にも、Wチューナー搭載で2番組同時録画可能だったり、液晶TVとのセットモデルがあったりといった特徴はあるのですが、高機能な分、上位機種は相変わらず高いですね。
今の世の中20万円以上のパソコンは売れ行きが厳しそうです。今回は一番廉価な一体型Priusが最も売れるでしょうね。
ノート型も同時に春モデルが発表されましたが、こっちはこっちで高いんですよね。大人のパソコンといった感じです。
どうでもいいことですが、この前の金八先生上戸彩演じる鶴本直がPriusノートを使ってました。なんて贅沢な・・・