ニコ日記

簡潔に 書いたつもりが 長々と

Mac天秤

にわかにMacが欲しくなってきた。新モデルも最近発表されたMacBook Proがよさげである。
正直なところ、これまでMacにはほとんど興味なかったのだが、iPad関連でAppleのサイトをつらつらと眺めていたら、ふとMacもいいなと思い始めた。

一般に言われている通り、Macは長所短所がはっきりしている。
長所としては、
 ・かっこいい
 ・色空間が広い(デザインや出版の分野で広く使われている理由)
 ・iPhoneとの親和性が良い、iPhoneのアプリが開発できる
 ・Mac OS XUNIXベース
短所としては、
 ・対応アプリが少ないor高い
 ・周辺機器のドライバが対応していないことがある
 ・本体がやや高い(それでも最近はだいぶ安くなった)
といった感じ。

昔は、最大の短所として「Windowsのアプリが使えない」というものがあったのだが、これは4年前にCPUがインテルのものに変わり、Windowsが使えるようになってあっさり解決。少しお金はかかるが、Windowsデュアルブート体制にするか、あるいは仮想マシンWindowsを使えるようにしておけば、何の問題も無くなったのだ。
今回、食指を動かされる結果になったのも、最悪の場合Windowsが使えるというところが大きい。
あとは、単純にMac OS Xを使ってみたいということ。
理系の世界では最近Macを使う人が多くて、これはおそらくMac OS XからUNIXベースになったのが一因だと思う。
もともと理系の人はCADやシミュレーションでUNIX系OSLinuxSolaris)を使う機会が多いのだが、Max OS XならUNIXと同じターミナルやX Window Systemを使うことができてUNIXCUIに慣れた人には使い易い(と思う)。
熟達した人は、ファイル操作ひとつとってもコマンドベースのターミナルでやった方がずっと速いし、指を動かす回数が増えるから何となく脳にも良さそうでもある。
それに、そもそも理系人間はガジェット好きが多いから、Macの洗練されたデザインや機能に惹かれる人が多いのだろう。


振り返れば15年前、小6の時に最初のパソコンを買おうとしたとき、WindowsにするかMacintoshにするか悩んだのが最初だったなーと思う。
当時はWindows 95が発売された直後で、世の中どこを向いてもWin95、Win95という感じだったので、結局NECのPC-9821 Ct16(通称キャンビー)という機種を買ったのだが、同時期に販売されていたMacintosh LC 630という機種がとにかくかっこよくてたまらず、最後まで悩まされた。
その後はすっかりWindowsに毒され、Macには見向きもしない生活が続いてきたが、機が熟してきた感がある今こそMacを始めてみるのもいいかもしれない。