ニコ日記

簡潔に 書いたつもりが 長々と

遅い彼岸会

いやー、油断していたら風邪ひいてしまった。
季節の変わり目とか、気温が急に変化するのにはいつも弱いんだよなぁ。
広島も寒かったし。まあ、ちょっと疲れもあったんだろう。


実は、土曜日に去年亡くなった後輩の御実家に行って、お線香を上げてきた。
去年、葬儀に参列できなかったのがずっと心に引っかかっていて、落ち着いたらいつか行こうと思っていた。
最初のお彼岸ということで、ちょっと過ぎてしまったけどこのタイミングがいいかな、と思って事前に先方に連絡をしていたのだ。
自分を含めて研究室の学生3人で行ったのだが、御実家に着くと、ちょうど同じ時刻に彼の飲み友達が7人連れでやってきた。
実は、彼らともたまにお酒を飲んだりするのだが、そろそろお墓参りに行きたいと言っていたのを思い出した。
しかし、全く申し合わせていないのに同じ日の同じ時間に出会うとは驚いた。
何か引き寄せる力が働いたんだろうなー、という気がしてならない。


御実家にはお母さんとお姉さん、お婆さんの3人がいらっしゃって、いろいろとお話させてもらったが、まだ悲しみが癒えることはなさそうだった。
それは、考えてみれば当然なことだ。自分自身、時折思い出されて苦しいことがあるのに、家族の方が平気だということはないだろう。
こればかりは、時間が洗い流してくれるのを待つばかりだと思う。


その後、お墓にも行ってお線香を上げてきた。
墓所に居たのは我々だけで、風が冷たく、どんよりとした雲がもの悲しかった。


結果として10人もの大人数で伺ってしまってちょっと迷惑だったかな、と思ったが、自分の中ではひとつの区切りを付けることができた。
また、節目の時季に行って、心の整理をしていこうと思う。