ニコ日記

簡潔に 書いたつもりが 長々と

虚空を見つめる


身近な方が急逝されました。
研究室の研究員の方です。
まだ30代前半という若さで、です。
私は、その人と一緒に研究をしていたわけではないのですが、新人の私を何かと気遣ってくれる良き大人の男性でした。
教授の前で初めて研究発表する前の日に徹夜で発表練習しているとき、その方がそっとお茶とおにぎりを差し入れてくれたことをふと思い出し、涙がこぼれました。
ついこの間まで普通に笑って過ごしていた人が突然いなくなるという経験は、生まれて初めてでした。
なんだか今もまだ現実感が無くて、朝大学に行くと、いつものように駐車場にはその人の黒いRX-8がとまっているような気がしてしまいます。
悲しみや苦しみの無い人生なんて無い、のですね。