ニコ日記

簡潔に 書いたつもりが 長々と

検察庁へ行ってみた

私が交通事故に遭い、その後いろいろと揉めているということは既に何回かここでも書きましたが、今日はその関連で生まれて初めて検察庁に行って来ました。


なんで検察庁に行ったのかというと、事故の資料を閲覧するためです。刑事事件で警察や検察官が集めた事故に関する客観的証拠や目撃者・加害者の供述調書などは裁判が確定すると検察庁に保管され、名目上は誰でも閲覧できることになってます。
事件の被害者は加害者に対して民事訴訟で損害賠償を請求することがありますが、そういう場合に裁判の証拠としてこれらの刑事訴訟記録が有効である場合があります。
そんなときに検察庁へ行って、記録を閲覧・謄写(コピー)したりするわけです。
閲覧といっても昔はそう簡単にできるものではなく、不起訴処分になってたりすると閲覧の対象にすらなっていなかったのですが、近年は新法ができたり法務省の通達があって制限はかなり緩和されました。


と、いうわけで検察庁に行ってきたわけですが、さすがに庁舎は立派なものです。いかにもお役所といった感じで、用のない一般人を寄せ付けない雰囲気を醸し出していました。
中にはいると、まず受付で名前を書かされ、次に変なバッジを渡されて胸に付けるように言われました。その後、記録係へ行くように言われ、言われるがままに記録係へ。係の人に事情を話すと、照会するので待合室で待つようにとのこと。しばらく待っていると、別の人が現れ、長々と説明を受けたのですが、結局閲覧はできないということでした。
そのときまで私は知らなかったのですが、加害者の人は既に略式起訴されて略式命令もでているのだけど、まだ通達を受け取っていないため裁判が確定しておらず、したがって証拠類は閲覧できないということでした。
じゃあ、裁判が確定したらすぐ閲覧できるのかと思ったらそうでもなく、その後は検察庁の事務処理に2ヶ月もかかり、それが完了するまで閲覧できないとのこと。2ヶ月って・・・
法律関係事務の時間感覚ってのはやっぱりこんなものなんだなぁと実感した次第です。


長々と無駄なことまで書いてしまいましたが、結論は、閲覧するためには待つしかないということです。
よくよく考えてみれば、電話一本で済む話だったのでした。