ニコ日記

簡潔に 書いたつもりが 長々と

ドラクエ5で泣く

ほっんとうに久しぶりにロープレを始めてみました。


今年の3月に出たドラクエ5PS2版が中古で4000円だったので、衝動買いしてしまったのです。
買ったのはいいものの、SFC版はクリアしてるし、生来のめんどくさがり屋なので、最初はどうせ途中で投げ出すんだろうなぁと思ってました。
しかし、流石は天下のドラクエ。一度プレイしたはずのゲームなのに、すっかりその世界に惹き込まれ、あれよあれよという間にクリアしてしまいました。


元が12年前のゲームなので、今のロープレと比べるとボリュームは少なめでちょっと遊ぶのに手頃だということも良かったのですが、何より、5はシナリオが良いんですよね。
小学生当時はシナリオなんかどうでもよくて、ただモンスターを倒して主人公が成長していくだけでおもしろかったような気がしますが、今、改めてじっくりプレイしてみると、結構目頭が熱くなってしまう所が何箇所かありました。


最初にぐっと来てしまうのは、主人公の少年時代の最後、父親のパパスが魔物に殺され、主人公が奴隷として捕らえられてしまうところ。
ロープレの暗黙の了解として、何故か知らないけどモンスターは主人公の成長に合わせた強さの奴が現れてくれるということが挙げられますが、ゲーム序盤であっさり主人公が負けて、しかも10年間も奴隷として暮らすという設定は、よくよく考えるとかなり型破りな感じがします。


次の大きな波は、主人公の結婚の場面でしょう。
ここで主人公は結婚相手として幼馴染みの宿屋の娘ビアンカか会って間もない富豪の娘フローラのどちらかを選ぶことになるのですが、たかがゲームの話とはいえ、ここの決断では相当悩みます。
どっちと結婚してもゲーム上は大して差はないのですが、結婚式の場面では10年間も奴隷だった主人公が解放されてすぐにこのような幸福に恵まれたと思うだけで、結構ぐっと来てしまいます。


そして、夫婦は新婚旅行がてら主人公の母親を探す旅に出るわけですが、いろいろあって主人公がある城の王となって2人に子供が生まれた直後、妻は魔物にさらわれ、それを助けに行った主人公は返り討ちにあい、妻ともども石にされてしまうのです!


8年後にようやく主人公は息子たちによって石化を解かれるのですが、石にされてからの情景描写(季節が移り変わり、石像として買われた家の子供が成長していく)を見ていると、あまりに不幸な主人公の境遇を思い、ぼろ泣き状態になってしまいます。


妻の方は主人公の石化が解かれた2年後にやっと元に戻れます。
新婚夫婦が2年も離れ離れなんて、これまた残酷な話です。


とはいえ、主人公の息子がなんと勇者だということで、それから先はずっと主人公側の反撃となり、いわゆる魔王を倒すまでほぼ一直線となります。


というわけで、ざっと思い返してみましたが、このゲームは元々12年前に作られたものなんだなぁと思うと、色褪せない面白さに感慨深いものがあります。
今年の11月には最新作のドラクエ8も発売される予定なので、これまた期待が膨らみます。
でも、6や7はそんなに面白かったわけじゃないんですがね・・・