ニコ日記

簡潔に 書いたつもりが 長々と

パチンコの思い出

昨年の10月5日に5000円負けて以来行っていなかったパチンコ店。今日、本当に久々に行ってみたら、なんと7000円費やして適当なところで切り上げたら7000円のバックがあった。つまり、収支ゼロである。(しかし、勧められて会員カードをつくったら缶ジュースを貰えたw)
私の場合、パチンコでの収支は常にゼロである。これは調節してできることではないのだが、なぜか今のところウマくいっている。


あれは忘れもしない去年の9月4日。生まれて初めてパチンコに行ったこの日、1000円の投資で収支16600円と信じ難いビギナーズラックが発動した。


大当たり時の快感というものはなかなかのもので、ときによっては長い間持続(いわゆる確変)することもあり、それがまた次なる興奮への欲求を掻き立てる。リーチ時の様々な演出(リーチアクションという)なども瑣末なことだと思っていたが、これが意外と気持ちを昂ぶらせるもので、やや特殊なリーチアクションが表れるとついつい手に力が入り、画面を凝視してしまう。やはりパチンコメーカーは、長い開発の歴史の中で客のアドレナリン放出制御というものを心得ているものなんだと思う。


このときの快なる経験が災いしてか、この後の1ヶ月間は完全にパチンコにのめり込むことになってしまった。
パチンコ雑誌を読み漁り、様々なパチンコ店を試してみた。時には一日で3万円以上大勝ちする日もあった。
しかし、基本的に相手(パチンコ店)は商売なので、こちらが負けるのは当然である。収支がプラスだったのは初めだけで、あとはずるずると負け続けた。
結局、1ヶ月間の収支が±0となり、幸いにも私はこの時点で足を洗うことができた。


世の中には、こんな遊びにのめり込み過ぎて借金を重ねる人も多い。
実際に体験してみると、確かに遊戯中は昂揚感があって妙に強気になるのだが、負けが込んで最終的に大敗したときの落ち込みといったら口では言い表せないものがある。そして、この落ち込みがまた反動になって再び大勝負に出てしまうということもあったりする(らしい)。
こうみてみると、やはりパチンコも立派なギャンブルの一つなのだと痛感する。原点に戻り、これこそ刑法で禁止しているはずの「賭博」なのではないかという素朴な疑問が浮かんできたりするが、なぜかこの事実は完全にタブーとなっているので深追いしないことにする。

しかし、どうでもいいが、パチンコ店の出入口にキャッシングコーナーがあるのは非常に狡猾な商売だなぁ、と思う。