ニコ日記

簡潔に 書いたつもりが 長々と

話題に困ったら天気の話(古典)

別に話題に困ってるわけではないけど、天気の話。


今日は我がM県で今年最初の真夏日を観測したそうで、ニュースによると全国的に「あっぢぃ」一日になったようです。
実感として暑いということには間違いないんですが、夕方のニュースで女性リポーターが温度計を日光にかざして、


「見てください!”気温”が40℃を超えてます!」


なんてことを真顔で言ってるのを見て、これって意図的な間違いなんだろうか?と考えたりしました。


気温の定義を大きく歪曲してまでニュース番組が得たいものは何か? それは単に視聴者の耳目を惹くキャッチーな話題なんだろうと思われるが、これを真に受けた人がこのニュースと地球温暖化問題を結びつけて考えたりすると結構ヤヤコシイことになりはしないかとちょっとだけ思ったりした。


そもそも地球が温暖化しているとはどういうことなのか。
それが単にある地域あるいは地球上の無数のポイントの年間平均気温が全体的に漸増している現象を指すとすれば、さらに疑問が深まる。
気温というものは地域、時刻、季節によって相当な差異が生じる。このような物理量の相加平均を取り、その値を単純に年次毎に比較することはいかにも非科学的に思える。
ということは、温暖化の推移は別の観点から調査されているはずだが、勉強不足の私はよく知らない。


温室効果ガスと呼ばれるCO_2がどのように地球温暖化を進行させるのか、CO_2排出量をどのように計測してそれを規制の対象とするのか、わからないことだらけだが、今度適当な文献に当たってみようと思う。


それにしても、こういう分野を研究対象にしている人はおそらく理学系の地球環境物理学科というような感じのところに所属している人なんだろうけど、予算的には恵まれていないんだろうなぁと勝手に想像してしまう。
考え方によれば全人類規模の最優先問題なんだけど、僕自身含めて世間的にはどうも直接・急迫した問題ではなくて、昔よりは関心があるといってもやっぱり大多数の人は無関心なんだという感がある。
月並なことをいえば、無駄な道路や箱物をつくるカネがあるんだったら、こっちの研究費用にまわせといってやりたくなる。