ニコ日記

簡潔に 書いたつもりが 長々と

On-season

毎年6月といえば、この業界での最高権威学会IEDMの投稿締切があるために研究室は俄然忙しくなる。
この時期は、学生も教職員も投稿に足るデータを取るために日夜寝る間も惜しんで研究するのだが、今がまさにそんな感じ。


来年卒業予定の自分も最後のチャンスということで一応息巻いているつもりなのだが、今のところあまり順調とは言えない状況である。
まあ、研究なんて博奕みたいなところがあるから仕方がないといえば仕方ないと思うが、ごく一部とはいえ毎年のように発表している人々もいるわけなので、仕方がないという諦念は自分の能力が低いことに対する逃避でしかない。


発想を転換すれば、学会という形式によって、高度に公平性が保たれた場で世界中の研究者と競争できるチャンスが皆等しく与えられていて、それが自分の嗜好とマッチしているということは、結構幸せなことなのかもしれない。


まあ、学会もいいんだけど、論文もそれなりに書かないとなぁ・・・