いざ、アメリカ

というわけで、最初の目的地アメリカはアリゾナ州、州都フェニックスに到着。
心配していたユナイテッドの飛行機は思ったより悪くなかった。
エコノミーの機内食は簡単なものだしイヤホンも100円ショップで売ってるようなものだけど、過剰なサービスが無いところが逆に新鮮で良かった。
それより何より空席が多いという点に魅力を感じてしまった。
私の隣も空いてたし、更に隣の人は5列シートで1人だけだったので夜は5シート全部使って横になって寝ていた（羨ましい！）。

しかし、サンフランシスコ国際空港に着いてからは結構大変だった。
乗り継ぎ便の出発まで1時間くらいしか無い中で、初めての空港で入国手続き、荷物受取り、税関、荷物預託、セキュリティチェックを全部こなすのはしんどかった。
そんなこんなで肩で息をしながらやっとこさ搭乗ゲートに着いたら、なんと出発遅延のマーク。
こんなことだったら最初からちゃんと案内板見ておけばよかった・・。

そして、フェニックスに到着。
事前に調べたところによるとホテルまではタクシーで行くしかなさそう、ということでタクシー乗り場へ。
アラビア系の運転手に日本から来たと告げると、日本は綺麗なところだよね、という。
はて、なんでそんなことを、と思ってたらフェニックスの街並みが見えてきて納得。
建物と道路以外の部分は砂地が広がっていて、植物といえばサボテンと細い草くらいしか生えていない。
これはこれで趣深く感じるけど、これに慣れた人から言わせれば日本の風景はかなり特殊に見えるんだろうな。
そんなこんなで13マイルくらい走って午後5時過ぎにようやく到着。こんなに遠いとは思わなかった・・。

ホテルに着いたらどっと疲れがでて、そのままベッドで寝てしまう。
起きたら夜の8時くらいになっていて、腹は減ってるが夜に出歩く気も起きなかったし、多分出歩いても何も無さそうだったので、部屋に置いてあったメニューで宅配ピザを注文。ZPIZZAという名前に幾ばくの不安を感じつつも、注文は意外とすんなり完了。
アメリカのピザは初体験だったので、わくわくしながら部屋で待ってると40分くらいで到着。
品物を受け取ってお金を払おうとすると、レシートの金額が注文金額よりも高い。
チップの分がもう既に含まれていることにすぐ気付かず、二重にチップを払おうとしてしまうが、いろいろ話しているうちに気づいて提示された額だけ支払う。
タクシーの時も戸惑ったが、チップの習慣にはまだ慣れきれない。

さて、ピザのお味の方は・・・、はっきりいってまずい。
冷めてるし、しょっぱいし、生地は薄いくせにパリパリしてなくて良いとこなし。
更に、Turkey Breastというサンドウィッチも頼んだのだが、これもなかなか凄かった。
しょっぱいチキンに甘ーいクランベリージャムがどっさりのっかり、更に何だかわからない酸っぱいソースが組み合わされてなんとも言えない味に。極めつけとして、長い髪の毛が入ってるし・・・。
お前ら日本の宅配ピザをもっと見習えと。（個人的にはドミノ・ピザのミルフィーユ生地のが好き）

というわけで、初日はあんまいいこと無かったなぁと振り返りつつ明日以降に希望をつなぐのでした。