ニコ日記

簡潔に 書いたつもりが 長々と

大崎八幡宮本殿公開最終日


我が家はみんなブッディストなんですが、国宝でしかも伊達政宗によって造営された大崎八幡宮を一度も見ないで死ぬわけにはいかないだろうということで急遽今日行ってきました。
思い立ったが吉日、というのもありますが実は大崎八幡宮は5年前から大規模な修復工事が行われて、つい最近それが終了して本殿を一般公開していたのです。
それが今日で最終日、しかも本殿は今後滅多に公開しないということなので実験のレポートもほったらかして行きましたよ。


生まれてこの方、神社仏閣にほとんど参拝したことの無い私ですが、神社の境内というのは何となく落ち着く雰囲気でいいですね。
大崎八幡宮は当然のことながら八幡神を祀る神社なので古来武運長久を祈るために存在し、信長の野望なんかでは八幡宮を建てると兵力が飛躍的に増したりして物騒な感じですが、これまた当然ながら現代では足軽が練兵所で訓練していたりするわけもなく、至って普通の神社と変わりません。


ただし、社殿は現存する最古の権現造といわれ、流石は伊達藩62万石を代表する神社なだけはあります。
社殿は修復されたばかりなので、他の建物と比べると明らかに浮いている感じなのですが、50回も漆を塗ったという正面の柱や極彩色で彩られた彫刻には圧倒されます。
社殿の中は本殿と石の間とに分かれ、派手な外見とは裏腹にかなり地味で、飾ってあるものも水墨画だったりします。その水墨画も本殿の奥の方にひっそりと佇み、簾で隠されてよく見えないのです。
と、ここで見学すべきものは全て終了。社殿正面を見て、本殿の中に入って終わり。これで拝観料1000円です。高すぎる・・・
しかも、最終日ということで人手も多く、ゆっくり見ている暇もありませんでした。
凄いといえば凄かったんですが、あまりにも呆気なさすぎましたね。
でも、無料の展示コーナーで伊達の家臣団のことがいろいろわかったから良しとしましょう。