ニコ日記

簡潔に 書いたつもりが 長々と

「プラネテス」を視聴してみる

サンライズといえば言わずと知れたアニメ制作会社の大御所。
今日は、サンライズが満を持して送るガンダムの続編「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の第1話放送日で、そういった意味ではサンライズ日和な日であるわけなんですが、私は敢えて同じくサンライズが制作した「プラネテス」をずっと見てました。


プラネテス」は、幸村誠講談社モーニング誌上で連載していた漫画「プラネテス」を原作としたTVアニメです。


舞台は2070年代の宇宙。
月や火星にまで開発が進み宇宙が身近なものとなった未来、宇宙空間を利用する上で地球周辺に浮かぶデブリ宇宙ゴミ)が深刻な問題となっていた。
星野八郎太(ハチマキ)は、そんなデブリを回収することが仕事のデブリ屋だ。
デブリ屋は常に死の危険と隣り合わせの危険な仕事だが、所詮ゴミ拾いと周りからはあまり評価されない。
しかし、ハチマキは自分の宇宙船を持つという夢を持ちながら日々を送り、葛藤し、成長していく。


1年前にNHK BS2で放送され、現在はNHK教育で水曜の深夜に再放送中のこのアニメですが、久しぶりにはまりました。
宇宙を題材にした作品は数多あれど、スペースデブリというスポットライトの当たらない問題を切り口に、一人の人間の成長、人間と宇宙の関わり方を描く手法はなかなか斬新で、説得力のある近未来像をつくることに成功しています。
メインのストーリーは主人公ハチマキの成長なのですが、アニメ版は原作と違って登場人物が増え、舞台設定も企業の一セクションとなっているので群像劇的な面白みも追加されています。
個人的には課長補佐と係長補佐のデブリコンビがいい感じです。
あと、単に宇宙好きな人が見ても十分すぎるほど楽しめる内容になってるところもいいですね。オープニングで宇宙ロケットが年代順に流れていくところなんかは宇宙マニアじゃなくてもぞくっとします。
屋台骨である作画は、たまに雑だなというものもありますが全体的には流石といったもので、これぞジャパニメーションの本領発揮という感じです。


あと、なんとなく感じたのは、木星往還船とかヘリウム3とかガンダムで聞いたような単語がたくさん出てくるので、もしかしたら時代設定は初代ガンダムの百数十年前とかなんじゃないか!ってこと。これでミノフスキー博士なんかが出てきたらカンペキなんですが。


DVDは今のところ6巻まで出てるらしいですが、久々にコンプリートしたくてうずうずしてます。
ボックスが出たら、いくらくらいになるのだろう・・・