ニコ日記

簡潔に 書いたつもりが 長々と

検察官と初めて会話する

今日生まれて初めて検察官と会話した。いや、会話というか尋問とか聴取といった方が正しいのかもしれない。
検察官といえば社会正義を司る超エリート。(全然分野が違うのに)何でか知らないけど私が憧れてしまう職業のひとつである。平々凡々な一般市民がフツーに暮らしている中では滅多にお目にかけることのない方々だ。


そんな検察官から電話が来たのは夕食準備中の午後6時頃。電話なのであらかじめ連絡なんてあるわけも無く、最初に電話に出た母親もいきなり検察官と名乗られてビビっていたようだ。


なぜ検察官から電話が来たのかというと、以前にも書いた通り、2ヶ月前に追突事故に遭って左手薬指をちょっと切断してしまうという結構な被害を蒙ったために、事故が業務上過失傷害事件として立件されてしまったからなのだった。


2週間前に警察から供述調書を取られていたので、そろそろ送検されてるだろうなぁとは思っていたが、直接検察官から事情聴取を受けるとは思ってもいなかった。


というわけで、電話口に出てみると聞こえてくるのは普通のおばさんの声。検察官といえば津嘉山正種とか伊原剛志のようなイメージしかなかった私にとって、これはちょっとしたshockerだった。


聞かれた事といえば、加害車両に同乗者は居たかとか、既に加害者から補償は受けたかとか、加害者が謝罪や見舞いに来たりしたかということ。
この加害者という奴が非常識な男で、人に全治2ヶ月の怪我をさせておきながら一度も挨拶に来ない。これにはちょっと腹に据えかねるものがあったので、この際にはっきり言ってやろうと思い、「加害者だって悪気はなかったのだろうが、反省しているかはわからない。」と、静かな怒りを湛えた声で検察官に申し上げた。


しかし、この程度の事故では正式裁判になんかならずにどうせ不起訴か略式命令で罰金くらいの処分になるんだろうなぁと思う。それでも、一応、処分結果を通知してくれるサービスがあるということをわざわざ教えてくれた。せっかく教えてもらったのだから、利用する旨を伝えると、露骨にめんどくさそうな態度をされた。それはないよ・・・
ま、おばさん検察官も山のように事件を抱えて忙しいんだろうから仕方ないとは思うが。