ニコ日記

簡潔に 書いたつもりが 長々と

ミッション

ふとしたきっかけがあって、自分の人生のミッションを以下のように立ててみた。

「エンジニアとして世の中をより良くしていく。」


シンプルだけど、これはなかなか奥深い。夢というよりは義務感漂うミッションという言葉の方がしっくりくる。
実はこれ、高校くらいから漠然と抱いてきた考えではあるんだけど、より明確にイメージできるようになった今になっても色褪せない考えだなぁと思う。
根本は「人の役に立ちたい、誰かを助けたい」ということなのだが、エンジニアはその技術で医者のように直接的に人を救うことはほとんどできない。
でも、エンジニアはインパクトのある技術を生み出すことで世界中の生活を一変させ、時代を変えることができる。
その波及効果がプラスに働くかマイナスに働くかの判断は実は難しくて科学史という学問にさえなるほどなのだが、そういう技術の波及効果を通して「人の役に立ちたい」ということはエンジニアとしてごく当たり前の発想なんだと思う。
技術倫理がややこしい分野はかじ取りが大変だけど、幸い半導体は概ね"イケイケドンドン"なのでその辺りの煩わしさは少ない(かもしれない)。


大本の「自分のやりたいことだけをやりたい」って考えは変わらないんだけど、こうしてミッションを立てると意外と両立させていけるかもしれないと思ったりする。
人生設計なんかもこのミッション前提に考えていけば、10年後、20年後に自分の人生を振り返った時に結構面白いんじゃないだろうかと思う。
これで、エンジニアの収入や地位も高まれば文句は無いんだけどね(その点だけは完全にアメリカと欧州に負けてるとひしひしと実感。)