ニコ日記

簡潔に 書いたつもりが 長々と

研究者として 今とこれから

最近の経済情勢の影響のせいか、自分の研究者としてのキャリアと将来のことを考える時間が多くなった。
将来を考えることは、同時にこれまでの研究生活を振り返ることにもなる。
今の研究室に入ってはっきりと自覚したことは、自分は典型的な「理系人間」だということ。
誰も知らない未知の事象に対して、仮説を立て、実証し、論文という形で世界に発信していくという過程に大きな喜びを感じることができることがわかった。
そういう経験をするために必要だった研究テーマや環境を与えてくれたボスや准教授の先生方には感謝してもし足りないなぁ、とふと思った。
そして、将来に目を向ける。
基本的にはこのまま研究者として未知の領域を拓き続ける人生を送りたいと思っているのだが、そのためのステージはいろいろと考えられる。
日本でも海外でも研究者として仕事をするには、大学、企業、公的機関のいずれかに所属することになると思う。
どの環境を選択するかは、すなわち、どんな仕事をしたいかに直結する問題なわけで本当に悩ましい所。
自分は大学に向いていると先生には言われ、自分も大学の方が自由に研究できそうな気がしているが、大学のポストが狭き門なのは百も承知。
はぁー、困りどころです。