ニコ日記

簡潔に 書いたつもりが 長々と

木山裕策と秋元順子

紅白で聴いてからちょっと気になってた二人。
iTunes Storeでさくっと購入してじっくり聴いてみる。


秋元さんの「愛のままで…」はシャンソン風の純愛歌謡曲なのだけど、
「キャンドルの灯が いつか消える時まで」という歌詞からわかるように主体が人生の後半に差し掛かってる人で、熟年離婚防止ソングという異名があるらしい。
確かに、
「他人(だれ)かと比較(くら)べる幸せなんていらない あなたの視線が愛しくあれば…」
なんていう歌詞はぐっと心に沁みる。こんなことを60歳くらいになって言われてみたいもんです。
しかしまあ、秋元さんは魅力ある歌い方をする。
プロなんだから上手いのは当然だけど、人を惹きつける、正に「聴かせる」歌い手さんだと思う。
これで61歳とは到底思えないし、デビュー3年というのも驚き。
長い人生経験がかなりいい方向に働いてるんじゃないかと勝手に想像。


木山さんの「home」はすでに結構有名だったらしいのだけど、自分はしっかり聴いたのは今回が最初。
テーマはずばり家族愛で自分の一番弱い所。シンプルな歌詞と旋律が、低音の歌声によって心に響いてきます。
甲状腺ガン乗り越えての歌手デビューというとんでもない経歴の持ち主で、ひたすら家族を思うこの曲を持ってこられたら感動しない訳がない訳で。
紅白では客席にいた家族のインタビューがあって、母親に抱かれた末っ子が寝ちゃっててこれまたかわいいんだな。
ほんと家族っていいもんだなぁという気持ちになる曲でした。