ニコ日記

簡潔に 書いたつもりが 長々と

面目次第もございません


最近、研究関係で外部の方とメールでやり取りすることが多いのですが、ビジネスメールというものは慣れないとなかなか難しいものです。
敬語や用語・用字の使い方も厄介といえば厄介なのですが、これらは適当な文例集なんかにあたればなんとかなります。


難しいのは、文面を短く済ませること。
そもそも、電子メールなんてものは業務を効率的に行うために使っているのですから、その文章も伝達事項を正確かつ迅速に把握できるような簡潔なものであるべきはずです。
かといって、事務的で淡泊過ぎる文章になって印象を悪くするのは避けたい。
このバランスが最初はなかなか分からないんですよね。


特に謝罪のメールは、どういう文章でどの程度の分量にすればその意が通じるか、判断しづらいと思います。
つい先日も、企業の方に謝罪のメールを送らなければいけなかったのですが、その時は随分悩みました。
悩んだ末に選んだ文言が、
「今回の件については、弊所の不手際が原因でありまして、面目次第もございません。」
というもの。
「申し訳ございません」よりも「面目次第もございません」の方が、謝罪の度合いがやや強く、鼻につかない言い回しだなぁと思ったのですが、いかがでしょうか。
かしこまった場面で使うと結構しっくりくると思います。皆さんも是非失敗したらこれで謝りましょう。